2004年 12月 29日
本の中の風景 |
だれも知らない小さな国
佐藤 さとる 村上 勉 / 講談社
おおきなきがほしい
佐藤 さとる 村上 勉 / 偕成社
今年もそろそろ終わりを迎えようとしている。
今年1年は、私の人生にとって
忘れがたい特別な1年になるだろう。
今年の初めに
父が亡くなったその日から、
私はざまざまな問いを
自分の中に見つけ、
反芻する1年間だった。
もう自分を無条件に
受けいれてくれる、父はこの世にはいないのだ。
在る時
子供達を、本当にかわいいなぁと
無心でしみじみ見てたときに
子供がなんともいえない笑顔で
答えてくれとことがあった。
そのとき思った。
私の視線それこそが
父の視線でもあったのではないか。
私が子供のころ
父の優しいまなざしを感じた記憶が
怒涛のように胸に迫ってきた。
そうか。。。父も私と同じように
子供のことを大事に大事に
思って育ててくれたんだな。
私は大きな親の守りの中で
育つことができた。
私は、自分の親にかなう親に
成長することができるのだろうか。
温かな守りの中で
数々の絵本や児童文学に
親しんだ子供時代は、
私の読書体験の礎となっている。
なかでも、佐藤さとると村上勉の本は
小さな自分の世界、
ファンタジーを明快な言葉と絵に
してくれる、秘密の世界の入り口だった。
ひとつの温かな守りを失い
しかし、私はしっかりと生きている。
子供とともに。
孤独とともに。
佐藤 さとる 村上 勉 / 講談社
おおきなきがほしい
佐藤 さとる 村上 勉 / 偕成社
今年もそろそろ終わりを迎えようとしている。
今年1年は、私の人生にとって
忘れがたい特別な1年になるだろう。
今年の初めに
父が亡くなったその日から、
私はざまざまな問いを
自分の中に見つけ、
反芻する1年間だった。
もう自分を無条件に
受けいれてくれる、父はこの世にはいないのだ。
在る時
子供達を、本当にかわいいなぁと
無心でしみじみ見てたときに
子供がなんともいえない笑顔で
答えてくれとことがあった。
そのとき思った。
私の視線それこそが
父の視線でもあったのではないか。
私が子供のころ
父の優しいまなざしを感じた記憶が
怒涛のように胸に迫ってきた。
そうか。。。父も私と同じように
子供のことを大事に大事に
思って育ててくれたんだな。
私は大きな親の守りの中で
育つことができた。
私は、自分の親にかなう親に
成長することができるのだろうか。
温かな守りの中で
数々の絵本や児童文学に
親しんだ子供時代は、
私の読書体験の礎となっている。
なかでも、佐藤さとると村上勉の本は
小さな自分の世界、
ファンタジーを明快な言葉と絵に
してくれる、秘密の世界の入り口だった。
ひとつの温かな守りを失い
しかし、私はしっかりと生きている。
子供とともに。
孤独とともに。
by crayon-pastel
| 2004-12-29 21:28
| book