2005年 07月 21日
一つ一つの手順 |
ひさびさに、制作。
まずは、材料からだ。
80号の木のパネルはすでにあるので
下地つくりから始める。
出産以来だから、
もう4年以上ぶりかもしれない。
時間がないので
いろいろ考えた末
今回は絵の具はアクリルを使うことにした。
(本当は久々に油絵の具を使いたかったのだが)
その下地なので、水に浸しておいた
天竺木綿を張り、ジェッソで塗りこめる。
学生の頃は、
胡粉と膠で下地をつくったりしたが
(なんともいえない質感が好きだったし)
これも時間がないのでジェッソで済ませる。
まずは、
150センチ幅の天竺木綿を買いに行き、
布を止めるためのガンタッカーも用意する。
ガンタッカーだと、時間がたつと
錆びてしまうかもしれない。
でも・・・とりあえず
それでやってみる。
なんどか、ジェッソで下塗りを重ねて
下地が完成だ。
パネルを作ったり、下地を作る作業が
昔から好きで
なんだか、それだけで満足してしまいそうな
淡々とした作業の感じが
良かった。
しかし、そうもいかないしな。
平行して、下絵についていろいろ考える。
今回はどんなテーマでやろうか。
テーマなど、あって無きが如しで、
描いているうちにテーマが見えてくることが
多いのだが、
「視点」
対象を見つけて、見つめる、
風景を切り取ってみている、
スピード感のある(つぎつぎと風景は目に入ってくるので)
「視点」の世界に
じっくりとした「触覚」を
描きながら感じたい。
「視覚の手触り」
触感を伴った視覚
目で触る。
風景の表層に
ずぶずぶと入り込んでいく
多層的な次元の共存する世界、
そのブレた感じ。
「ブレ」
震えている、振動している、
常に運動、動いている、
定まらない動きの空間。
切り取ったはずの風景に入り込んでいる
様々な構成物、
甘さのあるゆるい抽象。
ピントをどこに合わせるか。
カメラにもなく、人の目にもない、
異次元のピント。
画面すべてにピントがある。
ピントが画面全体で共振している。
未分化、発生以前。
そこにしかない
独自の空間。
意識されない光
光によって意識される
質感
時間によってまったく異なって見える
同じもの。
等など、
イメージが言葉として
フラッシュのように浮かんでは消えていくが
あくまでそれは
思考に偏った
イメージの言葉でしかない。
しかし、言葉のエスキースは、
実際に描くことへ飛躍するための
大事なプロセスだ。
そこを取っ掛かりにして
描き始める事が出来れば、
そこから、言葉の無い
まったく次元の異なる
世界が展開・・・することもある・・・かもしれない。
今回はどうかなぁ。
まずは、材料からだ。
80号の木のパネルはすでにあるので
下地つくりから始める。
出産以来だから、
もう4年以上ぶりかもしれない。
時間がないので
いろいろ考えた末
今回は絵の具はアクリルを使うことにした。
(本当は久々に油絵の具を使いたかったのだが)
その下地なので、水に浸しておいた
天竺木綿を張り、ジェッソで塗りこめる。
学生の頃は、
胡粉と膠で下地をつくったりしたが
(なんともいえない質感が好きだったし)
これも時間がないのでジェッソで済ませる。
まずは、
150センチ幅の天竺木綿を買いに行き、
布を止めるためのガンタッカーも用意する。
ガンタッカーだと、時間がたつと
錆びてしまうかもしれない。
でも・・・とりあえず
それでやってみる。
なんどか、ジェッソで下塗りを重ねて
下地が完成だ。
パネルを作ったり、下地を作る作業が
昔から好きで
なんだか、それだけで満足してしまいそうな
淡々とした作業の感じが
良かった。
しかし、そうもいかないしな。
平行して、下絵についていろいろ考える。
今回はどんなテーマでやろうか。
テーマなど、あって無きが如しで、
描いているうちにテーマが見えてくることが
多いのだが、
「視点」
対象を見つけて、見つめる、
風景を切り取ってみている、
スピード感のある(つぎつぎと風景は目に入ってくるので)
「視点」の世界に
じっくりとした「触覚」を
描きながら感じたい。
「視覚の手触り」
触感を伴った視覚
目で触る。
風景の表層に
ずぶずぶと入り込んでいく
多層的な次元の共存する世界、
そのブレた感じ。
「ブレ」
震えている、振動している、
常に運動、動いている、
定まらない動きの空間。
切り取ったはずの風景に入り込んでいる
様々な構成物、
甘さのあるゆるい抽象。
ピントをどこに合わせるか。
カメラにもなく、人の目にもない、
異次元のピント。
画面すべてにピントがある。
ピントが画面全体で共振している。
未分化、発生以前。
そこにしかない
独自の空間。
意識されない光
光によって意識される
質感
時間によってまったく異なって見える
同じもの。
等など、
イメージが言葉として
フラッシュのように浮かんでは消えていくが
あくまでそれは
思考に偏った
イメージの言葉でしかない。
しかし、言葉のエスキースは、
実際に描くことへ飛躍するための
大事なプロセスだ。
そこを取っ掛かりにして
描き始める事が出来れば、
そこから、言葉の無い
まったく次元の異なる
世界が展開・・・することもある・・・かもしれない。
今回はどうかなぁ。
by crayon-pastel
| 2005-07-21 02:04
| art